近江の祭り研究所について

特別な才能にも恵まれず、ただ昔からのしきたりに則って仕事をくりかえすなかで、おのずと美しい作物を生み出す無名の職人は、他力の行者とよぶべきだ。こうした無形の職人の仕事を根本から支える力(中略)それは「伝統」にほかならない。
柳宗悦「美の法門」

20151225

滋賀県の祭礼・民俗行事は現在まで多く残り、その多様さゆえ全貌には未だ辿りつけない状況といえます。
装束やかぶり物、神輿の飾り、曳山を荘厳する彫刻など人々が生み出したデザイン(意匠)、それは人々の暮らしの中から生み出された”美”といえます。

『近江の祭り研究所』の今回の取組みは祭りの意匠を糸口に滋賀を再発見する試みです。

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